9月20日
昨日は学生時代の同窓会が伊豆高原で宿泊して行われ、2次会ではバーとカラオケルームを行ったり来たりと遅くまで楽しんでしまった。そして今日は皆と別れて河津川へ。せっかく伊豆へ行くなら静岡県の川を友釣行脚しようと計画していたのだが、無情の台風が接近している。
とにかく初めての川、河津川に行ってみようと車を走らせる。着いてみると思った通りの小さい川だ。上流に行き橋があったので車を止め眺める。地元の人が来たので聞くと、この辺りでも釣れるというが、もっと上流を見てみることに。
しばらく行くと豊泉橋というのがあり、川を覗いている人がいた。近づくと鮎がいないという。その御仁は地元の釣り人で竿を出すか迷っているという。よく見るといい色をした石が入っており1匹だけ鮎が見えた。その御仁、やるならオトリ店は橋の側、そしてポイントや駐車場、入川口まで親切に教えてくれた。
いつ雨になるか分からんし、時間がもったいないのでそこでやることに。オトリ店で元気ないねというと、仕入れた時からだと認めちゃう。2匹と日釣り券を買って駐車場へ。すると狩野川が濁っているのでここに来たという釣り人に出会う。そして地元の御仁もやって来て橋の下で釣るという。
支度をし狩野川の御仁のいる上のザラ瀬に行き10時40分開始。泳がないオトリをだましだましポイントで止め、泳がせようと必死の努力をしながら釣り下がる。1度ぶるっというアタリがあるが掛からない。そして40分後ついにヒット、ところがアゴ掛かりで泳がない。
やむなく2匹目のオトリに交換、これが1匹目よりたちが悪い。１２時も過ぎ、今日は１匹で終わりかと思う頃雨がパラつく。地元の御仁は既に上がってしまった。狩野川の御仁も上がって行った。どうするか迷った政やん、ふと下流を見るとトロ場の岸寄りで鮎が跳ねた。よしあそこでやってみてダメなら諦めようと腹をくくる。
とりあえず無性に喉が渇いたので車に戻ると、諦めたのか場所移動したのか二人の御仁の車はない。昼飯なんか食ってる場合じゃないとペットボトルを持って引き返す。引き舟の中を覗くと、１匹目のオトリはひっくり返っている。ところがアゴ掛かりの鮎が元気を取り戻しているのだ。
天の助けとばかりに慎重に泳がせ、対岸に近づいた所で明確なアタリ、18㎝の背掛かりだ。これをオトリにするとすぐに2匹目、ところが腹掛かりで泳がない。18㎝に2度目のご出馬、間もなく3匹目、しかしこれが目掛かりで思うように泳がない。
何てついてないんだろうと18㎝に再々のご出馬を願う。しかしもうトロ場ではアタリなく少し釣りあがったところでやっと背掛かりだ。これはよく泳ぎ再度トロ場を攻めるがやはり追いはない。そこで釣り上がってみるが掛かる鮎はいないようだ。
雨も降ったり止んだりでもうやめようかとも思ったが、最後に橋の上に鮎が見えた場所でやってみようと移動。オトリを入れて間もなく、おーいるじゃんと1匹目、さーこれからだと思った時、突然襲ってきた土砂降りの雨。合羽に身を包んでも耐えられたのは数分、2時半、這う這うの体で車に退散した。
台風が来なければ1週間ほど友釣り行脚の予定であったのだが、ああ無情！、ここ数年、遠征の度に台風や豪雨に見舞われ思い半ばでの退散が続いている。何でこんなについていないのかと、つくづく我が不運さを嘆くのであった。
豊泉橋上流 今日の釣果、17～20㎝
