東北道の那須ＩＣを下りて那須温泉方面に向うと道路沿いにいろんな店が立ち並んでいる。そして間もなく右手に白い建物、御菓子の城が見えてくる。その建物の裏側に去年オープンした日帰り温泉「那須山」があるのだ。加水をしない源泉かけ流しの温泉、などと宣伝しているので、つられてやってきてという訳だ。
建物は木造白壁の落ち着いた佇まいで、早速中に入ってみる。やはり木と白壁造りで、古い民家を思わせる造りだ。料金は平日で千円、畳みの休憩室とテーブルの食堂あり飲食が出来る。丁度昼時だったのでビールと天盛りそばを注文、この取り合わせはなかなかイケルのでよくやるのだ。
「那須山」の正面 休憩所 食堂
腹ごしらえをした後は風呂に入るしかない、というかそれが目的なのだから、一応期待を持って入ってみた。内湯は木造りの浴槽で雰囲気はいい。露天風呂も広い庭を目の前に開放的で、天気が良ければ茶臼岳が見える眺望だそうだが、生憎の曇り空で時たま薄っすらと姿を確認できるだけだったのが残念。それでも平日なのと料金が高目の設定のためか客が少なく、内風呂には数人いたが露天は一人だけの貸切状態で、何とも贅沢な時を過ごすことができたのであった。
内風呂 露天風呂 露天の側にはサウナが
敷地内から湧き出る温泉の温度は５６度。これを加水せずに温度を下げるため、二重構造になった管を使い源泉と冷水を別々に通すという対策を講じているそうだ。風呂から上がってゆっくりしたければ浴衣を無料で借りられる。たまにはこういうところでゆっくりするのもいいものだ。
尚、敷地内には、お花の城やいちごの森などもある
