川治温泉 柏屋(22年1月)

 

 去年の秋に予定していた旅行が流れてしまい、久し振りに温泉に行こうと東京の姉を誘って3人で川治温泉に出かけた。途中鬼怒川温泉の新名所、盾岩大吊橋に立ち寄り、川治ダムを覗いただけで宿に直行。何度も通った道だから立ち寄りたい場所もないのである。

宿は柏屋、妻がテレビ放映を見て、露天風呂からの眺めがいいということと、じゃらん限定の新春マル特プランという割安な価格設定(3名1室で1名10,500円)を見つけたので決めたのである。部屋に入ると窓からは鬼怒川に架かる橋とその向こうに野岩鉄道の鉄橋が、そして眼下には牡鹿川の流れが見える。宿は2つの川の合流点に建っていたのだ。

   
        
柏屋          部屋からの眺め         内湯
                  手前牡鹿川、奥鬼怒川
                   

なるほどこれは眺めがいいと先ずはビールでカンパーイ。これが楽しみできてるんだから・・・。少し落ち着いたところで一風呂浴びに。ここは循環掛け流しだそうだが、今回は眺め優先なのだ。そして露天風呂に行くと、おーいいじゃん。部屋からの景色が風呂の前に広がり、なんとも開放的である。気分よく温泉に浸かっていたら、突然現れた野岩鉄道の電車、カメラを構えるのを待ってゴットンゴットンと鉄橋を走り去った。しかし絵になるなー。この後も一列車見ることができたのは、いつもの長湯のおかげだろう。

   
     
 露天風呂        野岩鉄道の電車が      夕食の始まり

部屋に戻ると女性はおしゃべりに夢中、政やんは長湯で過熱した体を戻すのに夢中だ。そして楽しみの夕食は生ビールでまたまたカンパーイ。割安価格なのでちょっと心配だったが、最初に食べた刺身が美味かったので一安心。だいたい刺身は料理のバロメーター、他の料理も美味しく頂けたのである。今日の料金ならこの宿はおすすめですなー。

翌日は朝風呂に入って、ゆっくりと朝食。料理はそこそこの味、オムレツの代わりに納豆があればよかったなんて口走る。10時に宿を出て、さあどうするか。このまま帰るのも能がないかと湯西川温泉まで足を延ばす。川治で見れなかった雪でも見ようかということだ。

 
        
朝食

しかし今年は雪が少ないのだろう。途中、これならノーマルでも来れると妻がいう。しかし温泉街に近づくと入ると次第に雪も目立ってくる。とりあえずかまくら祭り会場へと行って見たら会場が変わっていた。多分駐車場の問題があったのだろう。会場には出店もあり、何汁だったか忘れたが、体を温めようと一杯いただく。

近くの橋からはミニかまくらの長い列が見られたが、これも以前の場所とは変わっていたようだ。ダム工事も始まっており完成するとアクセスは便利になるが景観は一変することだろう。湯西川沿いの道を走りながら、この景色も見れなくなるのかと思うと、ちょっとセンチになるのであった。

   
  
 かまくら祭り会場       何汁だったか      ミニかまくらが並ぶ