8月7日
弟が小国川上流に借りたマンスリーマンションを利用しようと、超渇水が伝えられた小国川に出かけた。多くの釣果は望めないが、何年も途絶えていた仲間との遠征を楽しもうということで、調整のついたのがこの時期なのだ。
昨日出かけ、夕方川に着くと想像以上の渇水で、場所によってはチャラチャラ流れに見える鮎はタモで掬えるのではないかと思ったほどだ。
そして今日、長沢堰堤の下流に入る。群れ鮎が見えたので何とかなるかとの思いと、猛暑の中、車の前で出来るのが魅力なのだ。9時に始まり、30分も経っただろうか、やっと掛かったのが思ってもいなかった22cmの良型。
水中糸は使用済みのナイロン0.15号。これじゃーヤバイと思うが、どうせ鮎は小さいだろうと今回仕掛けの準備を怠ったことを反省。これまた使用済みの複合メタル0.05号に張り替える。ところがこれがあっという間に切られ、オトリもろとも失う。
編み込みの所で切れたので、持っていたナイロン0.6号と電車結びで応急処置をしようとしたがうまくいかず、8の字結びにして引っ張ると切れてしまう。メタルが弱っているのだろうとナイロン0.175号（これも使用済み）に切り替え、養殖を交代させながら泳がすが掛からない。
20㎝クラスが掛かったのは1時間半後位か。オトリが野鮎に変わればと思うがそうもいかないんだなー。アタリのようなものを感じ、暫くして寄せてみると何と針がスッポ抜けて無い！。出来合いのはこれがあるんだなー。結局午前中の釣果はたったに1匹、仲間は6匹が最高だった。、
午後は瀬見温泉へ。前日橋の上から鮎を確認、水量も下流よりあるので予定の行動だ。久し振りに仲間との昼食は1時間以上かけて楽しむ。再開は2時少し前で、見えた鮎はザラ瀬の群れ鮎なので相手にせず、上流のせの開きから始まる。
瀬見温泉下流
しかし追いがなく、少しづつ上流へ移動し、瀬尻の手前側にいい色の石が見えるので泳がせるとすぐに掛かり、更に3匹追加する。その後アタリがなく対岸寄りを攻めると、目印が勢いよく下流へ。きたっ！と思ったら無抵抗、0.175号のナイロンはあっけなかった。
こんなこともあろうかと、昼食時に道具箱から鬼怒川の大鮎用に使った0.15号のスーパーメタルを持ってきたので張り替える。この糸はコーティング錆びないから使用済みでも安心して使える。その後は5時まで粘り9匹となる。今日の釣果は10匹とやっとツ抜け、最高は13匹であった。
宿に帰り仕掛けをでも作ろうかと思ったが、風呂に入るとすぐに宴会でそれどころではない。遠征はこれが楽しみなんだから。今日使ったスーパーメタルがあるからいいだろうと楽しみ優先となる。
今日の釣果、１８～22cm
8月8日
今日はコンビニで日釣り券だけ買って釣場へ。昨日より上流の温泉の外れ辺りだ。鮎は見えないが石の色から見ていないことはないだろうと入川を決める。先客は3人ほど、4人が思い思いの場所に陣取る。政やんは最後に入り、先客の対岸瀬肩から瀬を釣ることに。
ところが仕掛けをセットしようとしてタモのないことに気付く。しまった！渡渉の際流したかとガックリ。でも渡る前に小用のためベルトを外したので、もしかしたらと戻ってみるが無い。やっぱりと車にある別のタモを取りに行くと、途中に落ちていたではないか！。これですっかり元気になる。
今日は出だしが遅かったので開始は10時少し前だ。対岸の人に邪魔にならないようにと、瀬肩を諦めその下流の瀬から釣り下がるが全くアタリなし。対岸の御仁も釣れない様子。瀬の開きにいる人も釣れてなく、その下流にある平瀬へ移動、もう移動もここが限界だ。
浅く平らで変化のない流れで、手前そして中央辺りと少しづつ上流に引き上げるとやっと掛かったのは20㎝オーバーの良型。これをオトリに上流へ泳がせると暫くして2匹目。これも同型で元気よく泳ぐが次が来ない。少し動きすぎたかなと思っていたら対岸辺地で鮎が跳ねた。
それではとオトリを誘導すると掛かったが小型だ。しかもそれっきりで、12時となったので上がって昼食だ。
午前の最高はMちゃんの7匹。移動するかとも思ったが、面倒だし水温の上がる午後に期待することにした。楽しい昼食は今日も1時間オーバー、5人組が移動してきたので川は賑やかになりそうだ。
午後Mちゃんの下流でやろうと仕掛けをセットし始めたらすぐ下に釣人が来た。なんだ！と思ったら例の対岸の御仁、引き舟を置いて休んでいた様だ。やむなく、またしても対岸に渡り今度は瀬肩で始める。すると間もなく良型がヒット、少しづつ釣り下がり3匹で定量。
再度午前ダメだった瀬を元気オトリで釣り下るがやはり反応なし。あとは午前の平瀬あるのみ。あまり期待はできないが丹念に攻めることに。何とか午前と同じ3匹釣り、ここはこれが定量化と思っていたら4時頃から掛り出した。
途中オトリを交換しようとして、引き舟から1匹逃げられたが、5時までにトータル14匹で終了。午後は少し頑張ったが、Mちゃんの20匹はダントツであった。午後は強風で非常に釣りづらく、型もいいから掛かってからの取り込みに苦労、Nちゃんは竿を折ったと嘆いていた。
宿に戻り3度目、最後の宴会はくたびれて早目のお開き。3泊4日で釣りは中2日だけというのはゆっくりできていい。数は多くないが思ってもいなかった良型が釣れたし、先ずは楽しい遠征だった。小国川、鮎はいるので一雨あれば面白い釣りが出来るかも知れない。
宿のある場所 今日の釣果、17～22cm