某クラブ主催の鮎釣り大会に参加した。予選はA、B、Cの3グループに分け、上位各2人が決勝に進み、決勝は5匹早掛け、または1時間勝負だ。参加者はさほど多くはないが、立派な優勝カップや商品もそろえ、形式的にはなかなかのもの、元プロの企画だけのものはある。
7時半試合開始。下流に行き、平場から瀬となる流れに入る。流れ的には期待を持ったのだが掛からない。やっと掛かったのは20分後、しかし腹掛かりで使えず。複雑な流れのポイントを変え泳がすが2匹目は50分後、その後も状況は変わらず、下流に見えた人達も釣れないのか移動が始まる。
政やんも竿をたたんで上流に移動、中州になった両脇の流れを観察すると、左の流れで鮎の姿を確認し竿を出すことに。下流から送り込み上流へ泳がせると間もなくチビ鮎が掛かる。その後2匹追加しアタリが泊まったので下の小さな棚に入れると目印が飛んだ。18㎝の良型だ。
ところがオトリヲ交換して顔を上げると目の前に若いルアーマンが、いまそこを渡って来たのかと聞くと「はい」、バッキャーロ、マナーの知らない奴は川に来るな！と言ってやりたい。やむなく上流のザラ瀬を泳がせ2匹追加しタイムアップ。結果はBグループトップで予選通過だ。
他のグループには20匹超が2人いたがあとは全員10匹以下で、極端な場所ムラと全体的には厳しい釣りであった。決勝は6人、くじ引きで入川順位は最後となった。範囲が狭く最後に空いている場所は、入るともう身動きが出来ない位だ。
段々瀬なので最初から空中輸送。下流の人が早々と釣るが、政やんにも間もなくアタリがあり背掛かりをゲット。そして2匹、3匹目と順調に釣れる。アタリが止まったので上の小さな棚に送り込むと間もなく4匹目、この時点でトップでリーチをかける。
しかし次に別の棚へオトリを落とした瞬間に根掛かりし、場所を荒らしてしまう。その後はどうやっても掛からずタイムアップ。結果は3人が4匹同数で、予選匹数の多かった順で準優勝となってしまった。まー政やんにとっては上出来か、日本酒もらったしね、おもちゃのカップも。
おもちゃのカップと本物の酒