伊豆に宿泊し開催した同級会の帰り道、神奈川の川で釣りをして帰ることにした。神奈川県での友釣りは初めて、しかも今年は良くないということなので、釣果は期待せず先ずは竿を出すことにした。

9月11日(酒匂川)
 10日の2時に仲間と別れて酒匂川へ。ネット情報では中流域の松田地区が少しは釣れそうなので様子を見に行く。丁度上がって来た釣人がいたので話をすると、釣れないからやらない方がいいという。当人は4匹だったそうだ。しかし近くで写真を撮っていた人が、先週釣れたといい場所を教えてくれたので、よし、そこでやろうと決める。

そして今日オトリ店に行き日釣り券とオトリを買う。日釣り券が1,000円と安いのは気に入ったが、オトリ1匹600円は高過ぎるなー。目的の場所は報徳橋下流で橋のそばの土手に駐車する。川幅は広いが流れている部分はさほどではない。見ると既に釣人2人、下流の人はまさに教えてもらった本命ポイントにいる。

釣場まで300mくらいあろうか、これがつらい。歩いて行くと上の人が釣ったので、行って話しかけると今日初めての1匹目だという。渇水もありあまり釣れないといそうだ。その人は瀬の開きでやっていたので、その少し上の瀬尻で8時20分開始。

間もなく18pクラスが釣れ、オッいけるか、と思ったがそれっきり。開きの人は3匹目を釣っていた。更にその下の本命ポイントにいた人は釣れないのか移動して行った。そこで早速行ってみると渇水で浅すぎて釣れそうにない。一応竿を出し30分ほどからかったが1匹バラシタのみ。そこへ監視員が来て、先程いた人は毎日来る人で今日はダメだと帰ったそうだ。

諦めて最初の場所へ戻ると開きの人は5匹だという。よしここで粘ろうと今度は上の瀬を釣り上がることにする。先程は石が白くてやらなかったのだが、黒そうなところを見つけてオトリ入れると一発で掛かった。なんだ簡単じゃと2匹目も、しかしそれっきりで対岸の辺地寄りを攻めてポツリポツリ、7匹釣って昼食とする。

昼少し前に対岸に2人入ったが昼食時に更に2人入りこれはまずいと思う。一緒に食事した開きの人は結局5匹止まりで、午後は対岸に人が入ったため下流に行ったが、たぶんダメだったろう。政やんは手前の辺地寄りを後ろに下がって釣るとすぐに掛かる。

しかし2匹目がこない。そこで、今日は10匹釣ったらやめようと上に行ったり下に行ったり、努力の甲斐あって3時に目標達成、欲を出して元気オトリで10分泳がせるが、諦めが肝心と終了。オトリ店で水をポリタンクにもらい、釣った鮎を背開きにし中骨を取って塩を振り氷の詰まったクーラーボックスへ。こうすれば2,3日は持つだろう。

  
      報徳橋下流      今日の釣果、17.5〜22cm

9月12日(中津川)
 昨晩着いたので、今日初めて中津川を見る。川幅はどこも対岸にオトリ届きそうな小さな川だ。角田橋そばのオトリ屋に行き話をすると、店の前でも10匹は釣れるというので先ずはそこに入ることにする。ここも日釣り券は1,000円でオトリは1匹500円だ。

今日も開始は8時20分、しかしこの時間でこの場所には誰もいない。橋のすぐ上の開きから上流に釣り上がることにする。瀬トロや小さな瀬が連続する流れで、ポイント的にはわるくないが、石の色はイマイチでさほど釣れそうには思えない。

案の定全く音沙汰なく無駄な時間が過ぎる。釣始めて間もなく橋上の開きに2人入る。そしてその上にも1人2人と釣人が増えるが、政やんが釣って来たあとだ。10時になり、これじゃだめだとオトリ屋で聞いた上の橋下流に移動することにする。

ところが監視員がやって来て、そこは5人入っているから行かない方がいいという。そして昨日はあそことあそこで釣れた、時間帯があるから粘った方がいいという。そんな悠長な釣りはやってられないが、もう少し上流まで釣ってみることにする。

オトリは既に2匹目、何とか掛けねばと大きめの石のあるとこれへ送り込むと目印が走った、待望の1匹目だ。オトリが変われば状況も変わるかと思ったが11時半までに2匹追加したのみ。下流の釣人は誰も釣った様子なし。竿を仕舞いオトリ屋へゆくと、仙台下が安定しているというので移動する。最初からそこへ行けばよかったのかも知れない?。

着いてみると満員門例状況。帰り支度の2人組に3匹しか釣れないのでここへ来たというと、変わらないと言われた。昼食に上がって来た人は5匹だそうだ。食事を済ませオトリ缶から引き舟に鮎を移そうとしたら養殖鮎が2匹とも横になっている。普通は養殖の方が強いのにいったいどうしたことか。

使えるオトリは釣った内の1匹だけ、空いている場所に入りるが全く反応なし。上から1人下がってきて、すぐ上の人もダメだと下がって行った。上が空いたので釣り上がるがオトリの泳ぎも悪く、万事休すかと思いながらもなんとか対岸寄りのよれに入れた時、待望のアタリで17pだ。

よしこれで復活出来ると気合を入れると、辺地寄りで2匹目、だが腹掛かりで使えない。その後アタリは途絶えオトリも弱る一方で、またしても万事休すかとオトリを移動しようとした時、突然のアタリで今日最大の21pが釣れた。オー何とラッキー、起死回生の1匹だと、対岸の波立ちに入れ上流に泳がせると間もなく強いアタリがあり、ヤッターと思ったら、アッという間に切られてしまった。

0.3号のツマミ糸だが、昨日から交換していなかったことを反省。25pクラスも釣れると聞いていたので、大型だったには違いない。そしてもう立ち上がる気力なく、やめたーと15時20分終了した。今日は二桁可能かと思っていたので残念ではあった。

釣った鮎は腸を取り塩を振ってクーラーボックスへ。日帰り入浴出来るところを探し、その後はホルモン焼きの店に入り酒を飲み、駐車場に泊めてもらうことにした。

  
    角田橋からスタート    今日の釣果、16.5〜20p

9月13日(相模川)
 ネットで調べたら相模川の上流部のポイント図にシルバーシートとかいた場所があった。そこは老人向きなんだろうと、とりあえず行ってみることにする。そこは大島キャンプ場の側で、丁度オトリ屋の前であった。護岸部分を下りると平らな部分があり、椅子に座っても釣りが出来るというもので、既に7,8人が竿を出していた。

しかし何と人の多いこと。上下見渡すとざっと50人近くの釣人が、まるで解禁日の様相ではないか。目の前は対岸と中央合わせて3列になっている。そんなに釣れるのだろうかと側の釣人に聞くと、笑いながら1/3はオデコというともう1人は、いや半分はオデコだよという。そんな釣場に毎日これだけの人が来るとは正気の沙汰じゃない。

しかしやるっきゃない。オトリ屋の勧めで対岸から釣ることにする。オトリは水温が違うので水合わせした後30分川になじませてから始めるといいと、とオトリ屋のおかみに言われその通りにする。そんなこんなで9時40分開始だ。

川の中には大きめの石が点在している。そこに鮎がついていれば掛かるだろうとオトリを泳がせる。しかし掛からない。周りも掛からない。中央に立ちこんでいる1人が掛けたのを見たのが初めてだ。その御仁間もなく2匹目、そして政やんにも待望のアタリ、小型ながら引きは強く、遡上鮎だろう。

オデコは免れたと一先ず安心。昼までに2匹追加、中央の御仁も3匹釣ったのは確認したが、その他の釣人の竿が曲がったのは見なかった。気付かなかっただけかも知れないけど・・・。昼休み1時間の間様子を見ていたが、釣ったのを見たのは2人だけだった。

今日はしぶいと何人かが言っていたが、それにしてもこれだけの人だ集まるのは信じられない。他に釣場がないから?、中津川にこの数が押し寄せたらパニックだな、皆諦めの境地なのか。午後早々と2匹釣ったが、風が強くなりオトリ操作もままならなくなりアタリが遠のく。

このまま続けてもいい結果は得られないだろうし、夕方の混雑を避けて東京を抜けた方がいいだろうと2時10分終了。それが良かったのか大した渋滞にも合わず帰れた。今回の3河川、大した釣果はなかったが、遡上鮎子ちゃん独特の強い抵抗を楽しめたから、まーよしとすっか。

  
    大島キャンプ場の側    今日の釣果、16〜17p


                          
                            

神奈川県の友釣り